石油ストーブは地震の揺れや衝撃を与えると自動で消化する安全装置(地震対策)が付いていますが、その原理は一体どのようなものなのでしょう!?
今回は、石油ストーブを分解掃除しているときに発見した、自動消化装置の秘密に迫ります!
※追記:動画版はこちら
石油ストーブ自動消化装置の原理
自動消化装置は、ストーブ内部にあるので、これぐらい分解しないと見えません。
いきなり出現!これが自動消化装置の要となるものです。円柱状の重りといったところでしょうか。
そして、原理ですが、この円柱状の重りが倒れることで消火されます。なんとも単純な原理ですねw
なぜ重りが倒れると消火するか
重りの下から棒が数センチ伸びていて、矢印の金具に固定されています。重りが倒れる事により金具が引っ張られると、ストーブの芯が下りて、消火されるっていう構造ですね。
因みに重りの下の棒にはボルトの様な物が付いていて、棒の長さを調整できそうな感じでした。もしかすると長さを調整することで、どれくらいの揺れで消火するか調整可能かもしれません!
スピード消火の秘密
石油ストーブには一瞬で消火できる、スピード消火ボタンが付いているものが殆どですが、このボタンの構造が分かりました。
スピード消火ボタンを押すと、このように、自動消火装置の重りを強制的に倒す事が出来るんですねwなんともシンプル。
石油ストーブの構造は単純、だがそれがいい
石油ストーブの構造自体単純ですが、自動消火装置も単純な原理で制御されていましたね。しかし、構造が単純であるが故に余計なトラブルっていうのが起きにくく、壊れたとしても容易に直せるなどのメリットがあり安心できるとも言えます。災害発生時はハイテクな物は意外と役に立たず、アナログな物が強かったので、石油ストーブは防災用として最適だと再認識できますね。
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