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東日本大震災体験記⑩ 被災地 窃盗団

dorobou

メディアなどではどちらかというと、被災地の秩序は保たれていたという報道が多かった気がしますが、その裏では色々と問題が起こっていました。
そのひとつに窃盗があります。
空き巣、店舗荒らし、被災車両の盗難が私の住んでいる地域でも実際発生していました。
震災発生から暫く被災地(特に津波の被害を受けたところ)ではアナーキー状態でしたからね。
確かに震災直後の被災地は、使える物が無数に散乱していましたが、直ぐにそういう発想が涌いてくる窃盗団って恐ろしいです。
私が震災発生後一週間後ぐらいに被災地を歩いたときは、破壊された金庫とかが多くありました。
それから空の財布や、バックも目立ちましたね。
あとは自動販売機をこじ開けた物とか、直後にこの状態なので、これはどちらかと言うと地元の人間なのでしょう。
遺体から財布を抜き取ってた輩もいたとの噂。
実際の被害額は公表されてる被害額よりかなり増えると思いますね。
ある程度道路が復旧してからは外部からの窃盗団も来ていたみたいです。

私の知り合いでの実例を挙げますと。
●半壊した家からエアコンや電化製品が盗まれた
●水没して被災地に置き去りにした車のアルミホイールを盗まれる
●被災したトラック、バスのエンジン、ミッションだけ盗まれる

これらが盗まれたのは結構早い段階でしたので、防犯体制が整う前の出来事だったと思います。
被災地直後は防犯体制が甘い事に漬け込み、業者を謳い、これらを回収しているふりをしていたのでしょう。
実際、本当の業者なのか窃盗団なのか見分けがつかないですからね。
今後の課題のひとつだと思います。
結局は盗まれ損です。
非難生活を余儀なくされてる中、これらを監視することはほぼ不可能です。
被災するとろくな事ないです(涙)

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