今回は石油ストーブを使って飯盒炊爨にチャレンジしてみたいと思います!
災害発生時は石油ストーブでの炊飯も考えられますので訓練の意味も込めて。
使用する飯盒は、陸上自衛隊レプリカ品の兵式飯盒2型です。
飯盒の使い方、炊き方、火加減については諸説ありますが、今回は私が行った方法を紹介してみます。
炊くご飯は2合での説明です。
果たして美味しく炊けるのか!?
※元陸上自衛隊員監修(私の家族にいます)
1.米を丸印のメモリにあわせて入れます
飯盒の中蓋を取り出し、丸印のところにあるメモリに合わせます。
中蓋の段差があるところに合わせる感じです。
ここに合わせると2合分になります
2.米を研ぎます
中蓋で計量したお米を飯盒に入れ、水が綺麗になるまで数回研ぎます。
米をこぼさないように水だけを流します。
中蓋を重ねて隙間から水を抜くとやりやすいです。
3.水を丸印のメモリまで入れます
画像だとちょっと分かりにくいですが、丸印のところにメモリがあります。
メモリに合わせて水を入れます。
本来ならここで30分位米を浸したほうが良いのですが、今回は省略です。
4.ストーブの火にかけます
上蓋を被せて火にかけます。
※中蓋は使わないので注意!
今回のストーブの火加減はこんな感じ。
ストーブの火力ボリュームで中程度です。
火加減調整は無調整で調理します。
しばらく待ちます。
20分後、飯盒から若干炊きこぼれがしてきました。
※米を炊いてる途中、中を覗いてはいけません!
約25分後、炊きこぼれる量が増えてきたので、ストーブから飯盒を取りました。
あとは匂いなどでも判断(焦げた匂い)や上蓋を叩いての判断っていうのがあります。
正直この判断が難しいです。
今回は焦げる匂いが出る前に火から取りました。
5.飯盒を裏返し、蒸らす20~30分
火からよけたら、飯盒を裏返します(ひっくり返す)
裏返しにしたら、飯盒の底を適度に叩いて、ご飯を蓋に下ろします。
20~30分蒸らします。
途中、飯盒を開けてはいけません!(開けると蒸気が逃げて失敗します)
かなり高温になってるので軍手などを使いましょう。
6.出来上がりです
逆さまにしていた飯盒を元に戻して、蓋を開けて出来上がり。
正直ここまで上手く炊けるとは思いませんでした(笑)
ということで、こげることなく兵式飯盒での炊爨に成功しました。
贅沢いえば、ちょっとだけ柔らか目でしたが、石油ストーブでこれぐらいの出来上がりなら大満足です。
ちょっとだけ軟らかい感じだったので、炊く時間が少なかったか、水が多かったです。
自衛隊ではこんな感じに、味噌汁を上蓋に入れるそうな。
今回の実践で分かったことは、石油ストーブでも飯盒を使ってご飯を炊くことが可能ということです。
また、炊き上がり具合を見極めるのは結構難しく、経験を積むしかなさそうです。
災害発生時は、電気、ガスが寸断される恐れがあるので、是非飯盒の使い方をマスターしてみてはいかがでしょうか!
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