この度、ビクトリノックスの偽物(パクリ・ばったもん)を入手したので、手持ちのビクトリノックス本物とどこが違うのか、共通するツール類を中心に色々と比較してみたいと思います。
外観比較
外観を見てみると、一発で分かる部分がマーク(エンブレム)ですねw左がパクリで、右が本物です。見たこと無いマーク付いてますが、稀にオークションでビクトリノックス風とかで出品されてますね。
ナイフ メインブレード比較
左が偽物、右が本物ですが、一見同じような感じです。しかし、切れ味を試してみたところ、偽物は驚くほど切れませんねww100円のカッターナイフの方が切れます。
ナイフブレードに刻印されている文字にも注目。左が本物ですが、ブレードにはVictorinox SWITZERLAND STAINLESS ROSTFREIと刻印されています。一方偽物はSTAINLESS CHINAという刻印があります。はい、中国製ですねwこの段階でもう・・・
鋸(のこぎり)比較
上が本物、下が偽物です。こちらもパッと見同じように見えますが、よく見ると全然違います。歯の山の数も違いますし、なんといっても歯が切れないw本物の方の歯を指で触るとチクチクするのに対し、偽物をの方の歯を触っても、チクチクしません。これでは切れ味悪いでしょう。
別角度から、左が偽物、右が本物です。画像のように、偽物は金属を削りだしたときにできる模様が粗く目立ちますが、本物は滑らかです。歯の山も、偽物は丸くなっているのが分かると思います。
ハサミの比較
上が本物、下が偽物です。ハサミは形状も全く違うし、バネの形も違いますね~!偽物はバネが沈んだまま戻ってないですw
ひっくり返してみました。左が偽物、右が本物です。ハサミの支点を止める方式が違います。偽物はこの支点にがたがあり、ハサミの歯と歯の間に1ミリ程の隙間がありました。これではせん断応力が働かず、物が切れにくいでしょう。実際メモ用紙を切って見ましたが、切れ味は全く良くないですw一方本物はがたも無く、切れ味抜群です。
缶切り比較
左が偽物、右が本物です。偽物は一般的な缶切り同様、引いて切るタイプです。本物は押し進んで切るタイプです。偽物で実際缶を切ってみたら、意外とすんなり切れました~。缶切りは合格かと思います。
栓抜き・マイナスドライバー比較
左が偽物、右が本物です。栓抜きは見た目は殆ど一緒のようです。しかし、ドライバーに関しては、偽物のほうは厚みと形がいびつでまともにマイナスねじ山のビスを回せんませんねw本物は精度良く出来ていて、きちんとビスを回せます。
コルク抜き比較
左が偽物、右が本物です。コルク抜きも偽物は精度が悪く、ねじれの間隔も均等ではないし、全体的に曲がってますw本物はそんな事一切ないです。
ソーイングアイ(糸穴)比較
左が偽物、右が本物です。偽物のソーイングアイは先端が尖っていないのに対し、本物は先端が尖っていて、革製品なども縫えるようになっています。偽物はただの糸通しというか、飾りw
鑢(ヤスリ)
左が偽物、右が本物です。これはもう比べるまでも無いのですw偽物のヤスリは平棒に適当に溝を切っただけのような感じです。しかもヤスリの機能性は乏しく、爪すらまともに削れませんでしたw当然ながら本物はきちんと削れます。
パクリビクトリノックスと本物との違い
今回、謎のロゴマークの入った偽物ビクトリノックスマルチツールと、本物ビクトリノックスを比較して分かったことは、偽物は作りの精度が悪くガタがあったり、実用性も悪く、よいところが殆ど無い事が分かりました。偽物はホームセンターやオークション等で、激安で売られていることもありますが、買ってもクソの役にも立たないと思うので絶対買わないほうが良いと思いました。本物ビクトリノックスマルチツールの値段はそんなに高価って訳でもないので、買うなら絶対本物を買ったほうが良いです!
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