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東日本大震災体験記② 地元避難所へたどり着いた

niji

何とか地元の避難場所となっていた学校にたどり着いた。
学校には沢山の車があって校庭を埋め尽くしていた。
また、多くの人たちが体育館、教室の中にいました。
外にも多くの人がいて、食材(おにぎりだったと思う)を運んでいたり、担架で怪我をしている救助者や遺体を運んでいる人もいた。
ここの避難所でも避難者名簿を作っていたのでノートに名前と住所を書いておいた。
ここに着くまでのルートは山道ばかりだったので、地元の津波被害状況もまだ知らないままだ。
前日父親がここに非難しているといっていたので探してみたが見つけることができなっかた。
校庭に止まっている車の中に父親の車があったので、どこかにいるんだろうと思いながら、いったん会社同僚の家へ同僚を送り届けることにした。
このとき自分が持っていたメモ帳に自分の名前と、どこに向かうかを書いて、父親の車のフロントガラスのワイパーにメモを挟んでおいた。
同僚の自宅は海には近いものの、高さは結構ある場所だし被害は無いだろうと思いながら向かった。
学校から5分位のところだ。
国道は瓦礫だらけだと思い、迂回ルートの山道を使って同僚宅に到着した。
到着して目の当たりにしたのは、瓦礫である。
かなり高い所にある同僚宅だが、床上位の浸水があったようだ。
家自体は倒壊しておらず、浸水程度で済んでいたが、同僚はかなり愕然としていましたね。
かなり高い所ですからね、そりゃビビリますよ。こんなとこまで来るのかよって!
同僚宅の周りをちょっとだけ歩いて海の方へ行ってみると、それはもう、今まであった風景はありませんでした。
ありえないような、道路の壊れ方、瓦礫、破壊された家、車。
これをみて改めて、自分の家もダメかも知れないと、思った。※2回目
前日手に入れた水と非常食のカレーを半分同僚に渡して私は、地元避難所へと戻った。
避難所へ戻る途中、会社の同僚(あまり仲良くない)に会った。
ですが、何故か会えただけで嬉しかったです。
しかも、「大丈夫だったんだな、よかった」と言われたのを覚えています。
震災発生直後は、知ってる人間に会えただけでも感動したし、嬉しかった。
避難所に戻り、辺りをうろついていたら地元の友人数人と遭遇。
とにかく無事でよかった!(友人の家族で亡くなった人は結構いましたけど)
このとき友達からタバコを1本貰っちゃいました。
実は震災前、私は禁煙歴2年だったのだが、震災を目の当たりにし、世も末だと悟り、禁煙やめちゃったんですよね。
だってあの風景、地獄絵図見たらそうおもいますよ。
ということで今でも喫煙者のままです。
このとき安否不明な友人は数人いましたが、その後同級生全員の無事が確認できた。
そうこうしてると、従兄弟のあんちゃんと父親を発見。
私を探していたようである。
最初避難所に来たとき父親がいなかったのは一旦高台にある実家に非難していたからだそうだ。
しかも私以外の家族は全員実家に移動していた。
実家は高台にあり津波被害が全くなかった。
そして父方の実家にて非難生活がスタートすることになった。

次回、避難生活スタート

今回の教訓
●震災直後は知り合いに会えただけで嬉しい
●震災直後は禁煙をやめる可能性あり

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