MENU
カテゴリー

車が水没したときの脱出方法を考える

近年日本各地で、集中豪雨などによる水害が多発しています。洪水が発生し、車が水没するという場面に遭遇するかも知れません。

そのときどうやって車から脱出すればよいのか?これって意外と分からないですよね。

そこで、今回は車が洪水やハンドル操作を誤って川や海に転落したとき、どのように車内から脱出すればよいのかを検証してみました。

目次

車はすぐには沈まない

車は車種やボディー形状、エンジン位置、乗車人数により沈むまでの時間が変わりますが、基本的に車の重いほうから沈んでいきます。そして意外にも完全に水没するまでには結構時間がかかるといわれています。その間に冷静に脱出方法を考え、行動すれば脱出できる可能性は非常に高いです。

ガラスを割って脱出する方法

車が水没すると、ドアには強い水圧がかかるため簡単にドアは開きません。電気系統が生きていればパワーウィンドウを開けることができますが、その際は背中から脱出すると外に出やすい。電気系統がやられて、パワーウィンドウが開かない場合は緊急脱出用のハンマーでガラスを割る方法が最も簡単です。なので、脱出用ガラスハンマーは車に携帯しておきたい装備の一つですね。

緊急脱出ツール

もし、車に緊急脱出用のハンマーがない時は、シート(座席)のヘッドレストの金具でガラスを割るという方法もありますが、とっさにヘッドレストを取り外すというのはなかなか難しいものがあります。最低限自分の車のヘッドレストの外し方を事前に知っておいた方が良いですね。車種によっては簡単に外せないものもあります。
bousai-goodslist268

また、シートベルトの金具でガラスを割るということも出来そうですが、車のガラスはとても丈夫に作られていますので、簡単には割れない、もしくは割る事が出来ないと思います。ヘッドレスで割るというのも簡単ではなさそうです。やはり緊急用脱出ハンマーを持っているのがベストですね。

ガラスを割る時はフロントガラス意外のガラスを割ること。フロントガラスは合わせガラスという安全ガラスが採用されており、二枚のガラスの間にフィルムが挟みこまれていますので、簡単にはガラスを破れないようになっています。それに対し、サイドやリヤのガラスは割る事が出来れば簡単に飛散する強化ガラスとなっています。

あえて沈むまで待って脱出する方法

緊急脱出ツールがない、もしくはヘッドレストを使用してもガラスが割れない場合どうすればよいのか。このような状況でもあわてることはありません。水没で車のドアが開かないのは、車内と外とで、水圧の差がありすぎるからです。車内に水が浸水し、胸ほどの水位になるとその水圧差が少なくなるので、ドアが開きやすくなります。なので、とにかく冷静な行動が一番ですね。

よかったらシェアしてね!
URLをコピーする
URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次
閉じる