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東日本大震災体験記⑥ 風呂に入れる幸せ

onsen

避難生活で非常に辛かったことの1つ、それは、風呂に入れないということ。
停電、断水のダブルコンボなので当然風呂など入れませんでした。
それと同時に髪を洗うことも出来ませんでした。
このような事態は通常の生活を送っていればまず、ありえませんよね。
しかし被災地ではこういう事態が起きていたんです!
私の場合風呂に入れたのは震災から10日位だったと思います。
それまでは、石油ストーブで沸かしたお湯でタオルを使い体を拭くとか、ウエットティッシュで体を拭くことくらいでした。
被災地を歩いて回ったりしていたので汗もかくので、風呂に入れないのは被災生活の中でも辛い思い出の1つです。
10日風呂に入れないとどうなるのかというと、まず、髪がギトギトしてきます。
寝るときもなんかしっくりこないし、とにかく最悪でした。
髭も剃っていなかったので外見も酷い事になっていましたね。
10日位しても電気の復旧、断水状態が続いていたので、耐え切れず実家から約30キロ位離れた温泉に入りに行ったときは天国かとおもいました。
そこの温泉には既に被災地から入浴しに来ている人たちが結構いました。もっと早くに来ていれば・・・
その後数回そこの温泉に友達とかと行ったのを覚えています。
結局私がいる被災地では、電気、水道が使える様になったのは震災発生から一ヶ月位でした。
電気、水道の復旧は場所によりまちまちだったので、もっと早くに復旧していたところもあったようです。
復旧が進んできてからは復旧した地域の知り合いの家に行って風呂を借りたりもしてました。
話によると一ヶ月間ずっと風呂に入っていなかった人もいたようです。
4月位には自衛隊の入浴施設とかも出来始めて、避難所生活してる人たちも入浴できるようになっていたと思います。

今回の教訓
●風呂に入れるという幸せ
●限界を感じたら温泉とか銭湯を探しましょう
●入浴施設が被災地に完成するまでには一ヶ月ほどかかる(私の地域の場合)

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